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夜勤・働き方・給料

【夜勤中心の看護師はきつい?】私はむしろ日勤の方がしんどかった

夜勤より日勤がきついと感じる猫ナースのサムネイル

「夜勤中心ってきつくないですか?」たぶん、よく聞かれます。

でも正直に言うと、私は夜勤中心がそこまできついとは思っていません。むしろ、朝起きて日勤に行く方がしんどいです。

もちろん、夜勤が楽という意味ではありません。急変もあるし、眠気もあるし、生活リズムもズレます。

それでも、私には夜勤中心の方が合っていました。

猫ナース猫ナース

夜勤が好きというより、日勤の朝と、日中のせわしなさが苦手なんです。同じ看護師でも、しんどいポイントは人によって違います。

  • 夜勤中心が私に合っていた理由
  • 夜勤で普通にきついと感じること
  • 夜勤の負担を左右する職場条件
  • 向いている人・向いていない人
  • 求人を見るときに確認したい項目

結論:夜勤中心がきついかは、体質と職場でかなり変わる

夜勤中心は、誰にでもおすすめできる働き方ではありません。夜に強い人もいれば、夜勤明けにまったく眠れず、少しずつ体調を崩してしまう人もいます。

私の場合は、朝がかなり苦手です。早く起きるだけで消耗するうえに、日勤は出勤した瞬間から予定と割り込みが重なります。

一方、夜勤は少人数で責任が重くなるものの、日勤より関わる職員が少なく、時間帯によっては自分のペースで業務を整理しやすいです。

夜勤が楽なのではなく、夜勤のしんどさの方が、私にはまだ付き合いやすかった。これが一番近い表現です。

夜勤がきついのは気合い不足ではありません。日本看護協会「夜勤・交代制勤務の負担軽減に向けて」でも、夜勤・交代制勤務の負担を軽減するための考え方が示されています。個人の根性だけで解決する話ではなく、勤務間隔や仮眠、人員配置など職場側の設計も重要です。

私が日勤の方がしんどかった3つの理由

1.朝起きる時点で、すでに体力を使う

私は昔から朝が苦手です。目覚ましで起きて、眠いまま準備して、混んでいる時間に通勤する。病院へ着いた頃には、まだ仕事が始まっていないのに疲れています。

日勤前日は「明日起きられるかな」と気になって、早く布団に入っても眠れないことがありました。朝型の人には伝わりにくいかもしれませんが、朝起きること自体が毎日の小さな夜勤みたいな感覚です。

2.日勤は業務と割り込みの密度が高い

日勤は、処置、検査、入退院、家族対応、医師からの指示、委員会、電話、記録などが次々に重なります。

一つの仕事を終わらせる前に、別の仕事が入ってくる。頭の中で何本も糸を持ちながら動く時間が長く、私はこれにかなり消耗していました。

夜勤にもナースコールや急変はあります。ただ、落ち着いている時間帯なら、優先順位を自分で組み立てながら動きやすいです。私は、ずっと細かく割り込まれるより、波があっても一つずつ集中できる方が合っていました。

3.関わる人数が多いほど疲れてしまう

日勤は看護師だけでなく、医師、リハビリ、薬剤師、相談員、事務、家族など、多くの人と関わります。

もちろん連携は必要です。でも、人が増えるほど確認や調整も増えます。相手の機嫌や職場の空気まで気にしてしまう人にとっては、これが地味に重いです。

夜勤は人数が少ないぶん、人間関係がなくなるわけではありません。ただ、私には関わる人数が絞られるだけでも、頭の疲れ方がかなり違いました。

それでも夜勤中心は普通にきつい

ここまで読むと、「夜勤の方が楽なんだ」と見えるかもしれません。でも、それは違います。

厚生労働省系のe-ヘルスネット「交代勤務睡眠障害」では、交代勤務によって睡眠時間帯が変化すると、夜勤後に寝つけない、途中で目が覚める、疲労回復感が乏しい、夜勤中に眠気や注意集中困難が出ることがあると説明されています。

夜勤でしんどいこと私が感じる負担職場選びで見るところ
眠気と頭のぼやけ明け方に一気に来る仮眠時間と仮眠室
急変対応少人数なので責任が重い夜勤人数、医師・管理者への連絡体制
生活リズム明けに眠れないと回復しにくい勤務間隔、連続夜勤、明けの扱い
業務量外来や救急が重なると厳しい夜間外来、救急、入退院、看取りの多さ
食生活変な時間に食べやすい休憩が実際に取れるか

「夜勤」という同じ名前でも、職場によって中身はかなり違います。

猫ナース猫ナース

落ち着いた夜勤と、救急・急変・外来対応が重なる夜勤は別物です。夜勤回数だけ見ても、本当のきつさは分かりません。

夜勤のきつさは職場設計で変わる

厚生労働省の「いきいき働く医療機関サポートWeb」の取組事例には、夜勤明けの早帰り、配置人数の見直し、夜勤回数の制限、仮眠時間の確保など、実際の負担軽減策が掲載されています。

つまり、夜勤のしんどさは本人の体力だけで決まりません。

  • 夜勤は看護師何人、看護補助者何人で回すのか
  • 休憩と仮眠は「予定」ではなく実際に取れているか
  • 仮眠室は暗く、静かで、横になれる環境か
  • 夜間外来や救急搬入を病棟看護師が兼務するのか
  • 急変時に応援を呼べる体制があるか
  • 夜勤明けの残業が常態化していないか
  • 月の夜勤回数と勤務間隔はどうなっているか

この条件が悪い職場で夜勤を増やすと、収入より先に体が削られます。

夜勤中心のメリットは、収入だけではない

夜勤中心の分かりやすいメリットは夜勤手当です。私の場合、以前は1回7,500円ほどだった夜勤手当が、今の職場では15,000円になりました。

ただし、夜勤をすれば必ず稼げるわけではありません。基本給、手当の単価、回数、残業代、賞与、雇用形態で収入は変わります。

私にとっては、お金以外のメリットも大きかったです。

  • 朝早く起きなくていい
  • 通勤ラッシュを避けやすい
  • 日中の用事を済ませやすい
  • 日勤より関わる人数が少ない
  • 出勤回数が減る働き方もある

特に、朝が苦手で日勤の人間関係や業務密度に疲れている人は、夜勤中心の方が楽に感じる可能性があります。

夜勤中心に向いている人・向いていない人

向いている可能性がある人慎重に考えたい人
朝がかなり苦手夜勤後にほとんど眠れない
少人数の方が集中しやすい深夜の眠気が強く、注意力が落ちやすい
一人で優先順位を組み立てるのが得意急変時に相談相手が少ないと強く不安になる
日中に用事を済ませたい家族の生活時間と合わせる必要がある
夜勤前後の睡眠環境を整えられる持病や体調面で夜勤が負担になっている

向き不向きは根性ではなく、睡眠・体調・生活との相性で考えます。

夜勤前後は根性より睡眠設計

過労死等防止調査研究センター「夜勤・交替制勤務」では、夜勤前に2時間程度の仮眠を取ることが、夜勤中の眠気や疲労を和らげるのに役立つと紹介されています。

また、日中に眠るときは遮光カーテンなどで光を避け、静かな睡眠環境を作ることも大切です。

私が意識していること
  • 夜勤前に眠れるなら少しでも寝る
  • 夜勤中は、休めるタイミングで無理に起き続けない
  • 明けは予定を詰め込みすぎない
  • 部屋を暗くして、スマホを見続けない
  • 眠れない日が続いたら「自分が弱い」で片づけない

夜勤後の不眠や強い眠気、疲労が続く場合は、無理に夜勤回数を増やさず、勤務調整や医療機関への相談も検討してください。

夜勤中心の求人で確認したい質問

求人票の「夜勤あり」だけでは、現場のきつさは分かりません。応募前や面接時には、次のように具体的に聞いた方がいいです。

  • 夜勤は月に何回くらいですか
  • 夜勤手当はいくらで、給与例は何回分を含みますか
  • 夜勤帯の看護師・看護補助者は何人ですか
  • 休憩と仮眠は平均どのくらい取れていますか
  • 夜間外来、救急、入退院、看取りはどの程度ありますか
  • 夜勤明けの残業はありますか
  • 急変時の応援体制はありますか

給料の高さと、夜勤の続けやすさは別々に確認する。ここが大事です。

よくある質問

夜勤中心なら日勤より楽ですか?

一概には言えません。夜勤は少人数で責任が重く、睡眠リズムも乱れやすいです。ただし、朝が苦手な人や、日勤の業務密度・人間関係に強く消耗する人は、夜勤中心の方が合うことがあります。

夜勤中心にすれば給料は上がりますか?

夜勤手当の分だけ上がる可能性はありますが、必ず上がるとは限りません。基本給、手当単価、回数、残業、賞与、雇用形態をまとめて確認してください。

夜勤の仮眠は何時間あればいいですか?

過労死等防止調査研究センター「夜勤・交替制勤務」では、長い夜勤では2時間ほどの仮眠枠を設けることが強く勧められています。ただし、制度上の時間だけでなく、実際に休める業務量と環境があるかも重要です。

夜勤明けに眠れないのは甘えですか?

甘えではありません。交代勤務では睡眠・覚醒スケジュールと体内リズムがずれ、朝から寝ようとしても寝つけない、途中で目が覚めるなどの症状が起こることがあります。

夜勤中心が合わないと感じたらどうすればいいですか?

回数を減らす、日勤中心へ戻す、仮眠や配置が整った職場を探すなど、働き方を調整してください。強い眠気や不眠、体調不良が続く場合は、無理をせず医療機関へ相談しましょう。

まとめ:夜勤中心は逃げではない。でも、合わない職場なら普通に壊れる

夜勤中心は、きついです。急変も眠気もありますし、生活リズムもずれます。

でも、日勤が合わない看護師にとっては、かなり現実的な働き方でもあります。

私は、朝起きること、日勤の業務密度、関わる人数の多さに消耗していました。だから、夜勤の方が自分のペースを作りやすく、結果的に続けやすかったです。

大事なのは、夜勤そのものを美化しないこと。そして、夜勤手当だけでなく、仮眠、人数、急変対応、明けの残業まで見て選ぶことです。

夜勤中心が合う人もいる。でも、合わない職場で夜勤を増やすと、ただの寿命削りになります。

猫ナース猫ナース

「みんな日勤で働いているから」で決めなくて大丈夫です。自分が一番消耗しにくい働き方を選ぶのも、立派な体調管理だと思います。

参考情報