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給料・夜勤・転職
看護師が手取り20万円台から40万円台になった理由
(2026年6月15日更新)
どうも。猫ナースです!
今回は、看護師の手取りが働く場所でこんなに変わるのか、という話です。
ぜんぶ、僕が実際に体験したリアルな話です。
猫ナース
お金の話って、ちょっと生々しいですよね。でも、いちばんしんどかった時期も含めて、隠さずに書いていきます。
僕は、働きながら看護学校に通い、そのまま精神科で看護師として働いてきました。当時の手取りは20万円台前半。今は夜勤中心の介護施設系の職場に変えたことで、多い月は手取り40万円以上を経験しています。夜勤手当だけでも、昔の7,500円から今は15,000円。単価が2倍になったのは、正直かなり大きいです。
最初に結論を言うと、手取りが変わった理由は「僕が急に優秀になったから」ではありません。働く場所、夜勤回数、手当の単価、職場の給与体系が変わったからです。
手取りが倍近く高くなっても、「正直、辞めようと思った」瞬間がありました。きれいごとだけで終わらせたくないので、そのあたりも含めて書いていきます。
- 看護師の手取りが職場によって変わる理由
- 手取り20万円台前半から40万円以上を経験した現実的な要因
- 転職した先で「ついていけないかも」と思った時期に何があったか
- 給料だけで転職すると失敗しやすい理由
結論:看護師の手取りは努力だけでなく職場選びで変わる
看護師は、頑張れば頑張るほど給料が上がる仕事かというと、正直そうとも言い切れません。経験年数やスキルは大事ですが、同じように夜勤をしていても、職場によって手取りはかなり違います。
基本給、夜勤手当、資格手当、処遇改善系の手当、残業代のつき方、賞与、勤務回数。このあたりの条件が違うだけで、毎月の手取りは大きく変わります。
僕の場合も、精神科で働いていた頃は夜勤をしていても手取り20万円台前半の月が多くありました。そこから職場を変え、夜勤中心の働き方を選んだことで、多い月は手取り40万円以上を経験しました。
精神科時代は、頑張っても手取りが増えなかった
精神科で働いていた頃、僕は給料面でかなり悩んでいました。夜勤をして、責任もあって、休日も生活リズムが崩れる。それなのに給料明細を見ると、思ったより残らない。この感覚は、同じように悩んでいる看護師も多いと思います。
でも、あとから振り返ると、自分の能力だけの問題ではありませんでした。職場の給与体系や手当が、自分の希望する収入と合っていなかった部分が大きかったです。
それに、人間関係も正直しんどかったです。お局看護師からのいびりがあって、事務の人たちの態度も冷たい。給料が増えないうえに、毎日の空気も重い。だんだん「ここで続けるのはきついな」と思うようになっていました。
8年勤めた精神科を、辞めることにした
気づけば、その精神科に勤めて8年が経っていました。看護学校に通いながら働き始めて、そのまま長くお世話になった職場です。
給料が増えないこと、人間関係のしんどさ。ひとつひとつは「どこにでもあること」かもしれません。でも、何年も積み重なると、じわじわ効いてきます。
そんなとき、ずっと心の片隅にあった「パソコンの勉強がしたい」という気持ちが、最後の後押しになりました。
8年いた職場を辞めるのは、正直こわかったです。
それでも、「一度きりの人生、やってみたいことをやろう」と、思いきって辞めることにしました。
貯金が底をつき、もう一度働くと決めた
辞めてから、念願だったパソコンの勉強ができました。ずっとやりたかったことが、ようやくできる。最初のうちは、そのうれしさの方が大きかったです。
結果的に、1年くらい休みました。最初は「半年くらいで方向性が見えるだろう」と思っていたんですが、思ったより時間が経ってしまいました。
その間、パソコンで何か稼げないかといろいろ試してみました。でも、そう甘くはありませんでした。収入はほぼゼロ。「看護師を離れた自分に、何ができるのか」と、ぼんやり考える時間のほうがずっと長かったです。
そして気づいたら、貯金は150万円くらいあったのが、ほぼ底をつきました。正直、かなり焦りました。
毎月の生活費は15万円ほど。
そのペースで計算すると、残っている貯金はあと2か月分くらいしかありませんでした。「このまま看護師に戻らなかったら、どうなるんだろう」と、リアルに考え始めたのはこの頃からです。
その次に手をつけることになるのは、妻の貯金です。100万円ほど残っていましたが、そこに手を出すのは、夫としてどうしても避けたかった。家族のための大事なお金を、自分の都合で削るわけにはいきません。
妻の貯金にだけは、手をつけたくなかった。
だから開き直りました。「どうせもう一度働くなら、給料の高いところに行こう」と。
その頃、ほかの看護師の転職ブログをいくつも読んで、職場によって給料がこんなに違うのか、と気づきました。それから、情報収集のために転職サイトにも登録して、求人票を見比べました。「今より条件のいい職場って本当にあるのかな」と確かめる感じです。
そうやって見比べるうちに、ある求人が目に留まりました。提示されていた給料は、なんと当時の僕の手取りの2倍くらい。正直、「そんな求人あるわけない」と思いました。何か裏があるはずだ、と。
でも、確かめないことには気がすまない。半信半疑のまま、とりあえず面接だけでも受けてみることにしました。
そしたら、話はどうやら本当らしいんです。怪しい条件もなければ、変なノルマもない。それでもまだ信じきれないまま、最後は思いきって、その職場に決めました。
結果、給料は本当でした。初めての給料明細を見たときは、正直びっくりしましたよ。それが、今の会社に就職したきっかけです。
猫ナース
「貯金が底をついたから、求人票を見た」というのが本音です。きれいな決断じゃなくても、後から振り返れば人生の転機になることもあるんだな、と思っています。
こうして、次の職場が決まった
応募して、面接を受けて、採用が決まりました。久しぶりの看護師の仕事です。1年のブランクはあったけれど、「やっと、また働ける」という気持ちのほうが強かったです。
「これだけ休んだんだから、今度こそしっかり働こう」。自分なりに、かなり張り切っていました。
気合だけは、十分でした。
でも、現実はそう簡単にはいきませんでした。
正直、1週間で「辞めたい」と思った
新しい職場に移って最初の1週間。僕は本気で「向いていなかったかもしれない」と思いました。
看護師歴は長いほうです。でも、たった1年休んだだけで、体は仕事のやり方をほとんど忘れていました。1年のブランクは、想像していたよりずっと重かったです。以前、体調を崩して3か月休んだこともありましたが、今回はその比ではありませんでした。
分野もガラッと変わり、「車椅子への移乗、どうやるんだっけ」というレベルからのスタートです。「自分は仕事ができないんじゃないか」という気持ちが強くなり、たった1週間で、うつ病寸前まで追い詰められました。
正直に言うと、管理者へ送るLINEメッセージの下書きまで作っていました。
「申し訳ございません。向いてなかったです。体調を崩してしまいました。退職させていただいてもよろしいでしょうか」
結局、このメッセージは送りませんでした。でも、それくらい追い詰められていた、というのは事実として残しておきたいです。
猫ナース
「向いてないかも」と思ったとき、それが「本当に向いていない」のか「ただ慣れていないだけ」なのか、最初は区別がつきません。僕の場合は、後者でした。
2か月で、少しずつ慣れていった
あれだけしんどかった時期も、だいたい2か月くらいで、少しずつ仕事に慣れていきました。周りのスタッフは、知識ゼロに近い僕にも優しく教えてくれて、そこから先は仕事自体が楽しくなっていきました。
振り返ってみると、「分野が変わったこと」よりも「1年のブランクがあったこと」のほうが、僕にとっては大きかったように思います。だから、これから畑違いの分野に挑戦しようとしている人に伝えたいのは、「最初の数か月がいちばんつらい。でも、そこを越えると景色が変わる」ということです。
- 最初の1〜2か月がいちばんしんどい時期だと知っておく
- 「向いていない」と「慣れていない」を、すぐに同一視しない
- 分からないことは、素直に「分からない」と言って教えてもらう
- ブランクがある場合は、それも含めて慣らし期間と考える
夜勤中心の働き方で、手取り40万円以上を経験した
慣れてからは、夜勤中心の働き方を選ぶようになりました。そして、多い月は手取り40万円以上を経験するようになりました。理由は単純で、夜勤の回数を増やしたことと、夜勤手当の単価が大きく違ったことです。
僕の場合、夜勤手当は昔は1回あたり7,500円ほどでしたが、今の職場では15,000円です。単価が2倍になっただけで、月の手取りへの影響はかなり大きくなります。
ちなみに、僕は朝が大の苦手で、自分でも「ロングスリーパー」だと思っています。それでも夜勤は嫌いではなく、むしろ好きです。夜勤中はとにかく寝られるときに限界まで寝る。それが、自分なりの体力管理です。「夜勤=しんどいもの」と決めつけず、自分に合うかどうかで考えてみるのもありだと思います。
もし急性期のような忙しい現場がしんどいと感じるなら、有料老人ホームのような落ち着いた職場という選択肢もあります。落ち着いている分、常識の範囲内で勉強する時間も取りやすいです。
手取りが変わった主な理由
- 夜勤回数を増やした
- 夜勤手当の単価が大きい職場を選んだ(7,500円→15,000円)
- 病院以外の職場も選択肢に入れた
- 「向いていないかも」と思った時期を越えた先で、自分に合う働き方が見えた
- 給与条件を比較するようになった
看護師の手取りに差が出るポイント
看護師の手取りは、基本給だけで決まりません。むしろ、毎月の手取りに大きく影響するのは、各種手当や働き方です。
| 見るポイント | 手取りへの影響 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 夜勤手当 | かなり大きい | 1回あたりの単価と、月に何回入るかで手取りが変わりやすい |
| 基本給 | じわじわ効く | 賞与や残業代の計算にも関係するので、月給だけで見ない |
| 職場の給与体系 | 差が出やすい | 同じような業務でも、施設や法人ごとに手当のつき方が違う |
| 残業代のつき方 | 納得感に関わる | 残業が多い職場ほど、きちんと支給されるかを見ておきたい |
| 通勤距離 | 続けやすさに関わる | 給料が高くても、通勤で削られると長く続けにくい |
| 人間関係 | 消耗度に関わる | 手取りが増えても、人間関係で削られるとしんどくなりやすい |
数字だけで比べるより、「増えるお金」と「削られる体力」を一緒に見る方が現実的です。
猫ナース
給料を見るときは、月収だけで判断しない方がいいです。夜勤手当、通勤、残業、人間関係まで含めて「続けられるか」で見ると、失敗しにくくなります。
ただし、給料だけで転職すると失敗する
手取りを上げたいからといって、給料だけで職場を選ぶと失敗することがあります。給料は高いけれど夜勤回数が多すぎる。人員配置がきつい。通勤が遠い。人間関係が合わない。仕事内容が自分に向いていない。
こういう職場だと、手取りは増えても消耗が大きくなります。転職は、給料だけでなく総合点で考えた方がいいです。
働き方ごとの向き・不向き
| 働き方 | 手取りの伸び方 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 夜勤中心 | 伸びやすい | 夜勤が苦になりにくく、日勤の人間関係がしんどい人 | 生活リズムが崩れやすい |
| 病院勤務 | 安定しやすい | 急性期や医療処置を学びたい人 | 委員会や係活動が負担になることがある |
| 有料老人ホーム | 職場差がある | 生活の場に近い看護が合う人 | 介護職との連携や判断力が必要 |
| ホスピス系施設 | 条件次第で伸びる | 終末期看護に関心がある人 | 精神的な重さを感じる場面がある |
| 訪問看護 | 手当で変わる | 1対1の関わりや在宅に関心がある人 | 移動やオンコールが負担になることがある |
どれが一番いいというより、自分の体力と生活リズムに合うかが大事です。
転職サイトを使うなら担当者任せにしない
看護師転職サイトは、求人の選択肢を増やしたり、自分では見つけにくい情報を集めたりするのに役立つ場合があります。ただし、全部を担当者任せにするのはおすすめしません。
担当者と相性が合わないこともありますし、連絡が多いと感じる人もいます。使うなら、先に希望条件を整理しておくことが大事です。
転職は1回きり。それでも、今に大満足している
SNSを見ていると、「また転職した」「次の職場に移った」とつぶやいている人もいます。でも、僕の転職は、今の所この1回きりです。
その1回で、今の仕事にはめちゃくちゃ満足しています。もちろん、たまに上司や人事に「正直、それはどうなの」と思う瞬間はありますよ。でも、それくらいはどこの職場にもある話だと思っています。
今の職場は、働きながらでもパソコンを触れるくらいの余裕があります。その時間で、このブログを更新したり、AIの勉強をしたり。
それだけで、僕は十分に満足しています。
これから充実した毎日を送るためにも、無理をして健康を壊さないこと。それも、ちゃんと大事にしていきたいです。
もし今、あなたが職場に不満を抱えているなら。人生で一度くらい、思いきって動いてみるのもありだと思います。
いきなり辞める必要はありません。まずは転職サイトで求人票をのぞいてみるくらいからでも、十分すぎる一歩です。
まとめ:いきなりの転職はすすめない。でも、頑張る場所は選んでいい
看護師が手取り20万円台から40万円台になる理由は、特別な裏技ではありません。僕の場合は、働く場所、夜勤手当の単価、給与体系の違いが大きかったです。
ただし、いきなり無職になることはおすすめしません。僕自身、それで貯金を使い果たし、追い詰められた時期もありました。それでも振り返れば「動いてよかった」と思えているのは事実です。
やったことのない分野に飛び込むのは、誰だって最初は不安です。「車椅子の移乗すら分からない」というところからでも、ちゃんと教えてもらえれば、ちゃんと慣れていきます。今の給料や働き方に納得がいっていないなら、まずは「自分に合う場所はどこか」を考えてみてください。
猫ナース
辞めたいと思うほどしんどい時期も、ちゃんと終わりがあります。今がいちばん苦しい人にこそ、「2か月後には、もう少し楽になっているかもしれない」と伝えたいです。
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これは僕の体験ですが、転職サービスは1社だけだと求人も担当者の当たり外れも偏りがちです。実際、今の職場で新しく入ってくる看護師は、僕の体感で5人に4人くらいが転職エージェント経由でした。使うこと自体は、もう珍しくない選択肢だと思います。
「どこを使えばいいか分からない」という人は、まず3社を並べて特徴を見比べるところからで十分です。電話が少なめで自分のペースで探せるサービスもあれば、担当者がついて相談できるサービスもあって、向き不向きがあります。